新幹線や各線が集まる東京駅は、とにかく人が多くて歩くだけで疲れてしまいますよね。
カフェに入るほどではないけれど、ちょっと座って荷物を置きたい・待ち時間をのんびり過ごしたい——そんなときに便利なのが「誰でも無料で使える休憩スポット」です。
この記事では、東京駅の改札内・駅周辺・地下街・周辺ビルにある、ベンチやイスが用意された無料の休憩スペースをまとめました。
いずれも「施設の共用部として、誰でも座って休めること」が確認できる場所のみを取り上げています。

1.東京駅構内で無料休憩できる場所
1-1.グランスタ「銀の鈴広場」(改札内)
東京駅構内でベンチがまとまってある場所として知られているのが、地下1階・グランスタ内の「銀の鈴広場」です。待ち合わせスポットとして有名な「銀の鈴」の背面側に長いベンチが並んでおり、電車の時間調整や待ち合わせの合間の休憩に使えます。

- 場所:東京駅地下1階 グランスタ内「銀の鈴」周辺(改札内)
- 料金:ベンチ利用は無料(ただし、改札内なので入場券や乗車券は必要)
- おすすめの使い方:乗り換えの合間の小休憩、待ち合わせ、荷物の整理など
「改札を出ずに座って待てる場所」は少ないので、電車に乗る予定があるときはここを覚えておくと便利です。
2.八重洲側で座れる無料スポット
2-1.グランルーフ デッキ&グランルーフガーデン
東京駅八重洲口側の頭上に伸びている大きな屋根つき通路が「グランルーフ」です。その2階部分にあるデッキには、植栽に囲まれたベンチやテーブルが点在しており、無料でゆっくり座ることができます。
- 場所:八重洲中央口・八重洲南口から出てすぐのエスカレーター・階段で2階へ
- 設備:ベンチ、テーブル、一部エリアにはコンセント付きテーブルあり
- 雰囲気:植栽が多く、人工地盤の上とは思えないほど落ち着いた雰囲気の屋外テラス
屋根がかかっている部分も多く、多少の雨の日でも濡れずに過ごせます。ラップトップを広げて作業している人が紹介されている記事もあり、短時間のPC作業にも使いやすいスポットです。
2-2.東京ミッドタウン八重洲「YAESU TERRACE」付近のベンチ
八重洲口から直結している複合施設「東京ミッドタウン八重洲」の外側には、「YAESU TERRACE(ヤエステラス)」と呼ばれる歩行空間やテラスが整備されています。
建物の外周やテラス部分にはベンチが配置されており、買い物の合間やバス待ちの時間に腰を下ろして休憩できます。
- 場所:東京駅八重洲口方面、東京ミッドタウン八重洲周辺のテラス・歩行者空間
- 料金:誰でも無料で利用できるオープンスペース
- ポイント:ビル風が強い日もあるので、風除けになりそうな壁際のベンチを選ぶと快適
2-3.八重洲中央口前の屋外ベンチ
八重洲中央口を出てすぐの駅前広場には、タクシー乗り場やバス停のそばにベンチが並んでいます。人通りは多いものの、短時間の待ち合わせや乗り物の時間調整にはちょうどよいスポットです。
- 場所:東京駅 八重洲中央口を出てすぐの駅前広場
- 設備:屋外ベンチ(背もたれ付きのものが中心)
- 向いている使い方:バス・タクシー待ち、喫煙所以外でのちょっとした休憩
2-4.八重洲地下街「ヤエチカ」の4つの休憩テラス
東京駅八重洲口直結の地下街「ヤエチカ」には、館内4か所に無料の休憩スペースが整備されています。改装により、「ヤエチカテラス」「イーストテラス」などの名称で、誰でも座れる癒やしのエリアとしてリニューアルされました。
- 場所:八重洲地下街(東京駅八重洲口から地下で徒歩1分ほど)
- 主な休憩スペース名:ヤエチカテラス(旧センタースポット)、イーストテラス など
- 特徴:ベンチやソファ席、グリーン装飾、照明・香り・音楽でくつろげる空間に演出
地下街なので天候に左右されず、買い物や食事のついでに座って休めるのが大きなメリットです。
3.丸の内側で座れる無料スポット
3-1.丸の内駅前広場&行幸通り
丸の内口を出た正面の「丸の内駅前広場」は、石畳と植栽が整えられた広い広場で、ところどころにベンチや腰掛けられる縁石が配置されています。
駅前広場から皇居方面へとまっすぐ伸びる「行幸通り」沿いにもベンチがあり、車道から一段高い歩行者空間でゆったり過ごせます。
- 場所:東京駅 丸の内中央口を出てすぐ〜行幸通り周辺
- 料金:すべて公共空間のため無料
- 雰囲気:石畳・街路樹・歴史的な駅舎が相まった、開放感のある景観
天気の良い日なら、ベンチに座って駅舎や丸の内のビル群を眺めながらのんびり過ごせる、東京駅らしいスポットです。
3-2.KITTE丸の内 1階テラス&6階「KITTEガーデン」
丸の内南口前に建つ商業施設「KITTE」には、無料で使える休憩スペースが複数あります。1階のテラス部分にはベンチが設置されていて、スターバックスや千疋屋総本店の近くの出入口周辺などで、買い物客が飲み物片手に一息ついている様子が紹介されています。
さらに、6階には屋上庭園「KITTEガーデン」があり、ウッドデッキと植栽に囲まれた空間に、大きなデザインベンチがいくつも並んでいます。
ここからは東京駅丸の内駅舎と丸の内の高層ビル群を一望でき、眺めの良さも人気です。
- 場所:KITTE 1階テラス周辺/6階屋上庭園「KITTEガーデン」
- アクセス:東京駅 丸の内南口から徒歩すぐ(地下通路からも直結)
- 雰囲気:1階は街路に面したテラス風、6階は緑の多い開放的な屋上庭園
3-3.丸の内ブリックスクエア ガーデン
「丸の内ブリックスクエア」は、煉瓦造りの建物と中庭が印象的な商業施設です。中央のガーデン部分には、木々と花に囲まれたベンチやテーブルが置かれており、通り抜けがてらひと休みできる空間になっています。

- 場所:丸の内仲通り沿い・東京駅丸の内南口から徒歩数分
- 設備:中庭ガーデン部にベンチや腰掛けられる縁石など
- おすすめの時間帯:ランチタイム〜夕方のちょっと一息入れたい時間
周囲にはレストランやショップもあり、テイクアウトした飲み物を片手に、緑の中で休憩するのにぴったりです。
3-4.新丸ビル7階テラス&丸の内仲通りのストリートベンチ
新丸ビル7階には、オフィスワーカーや買い物客が利用できるテラススペースがあり、屋外の風にあたりながら都心の景色を眺められます。
また、丸の内仲通り沿いには「アーバンテラス」として、期間限定でテーブル・イスが並ぶ社会実験的な取り組みも行われており、車道を減らして歩行者の居場所を増やす工夫がされています。
- 場所:新丸ビル7階テラス/丸の内仲通り沿い
- 料金:テラスやストリートのイスは無料で利用可
- 注意点:イベント開催時は座席の配置や利用ルールが変わることがあるため、現地の案内に従う必要あり
4.無料休憩スポットを使うときのマナーと注意点
- 長時間の占有は避ける:どの場所も不特定多数が使う共用スペースなので、混雑時の長時間利用は控えるのが無難です。
- 飲食・PC利用は周囲と案内表示を確認:ベンチでの軽い飲食は多くの場所で見られますが、施設によっては禁止されている場合もあります。パソコン作業も含め、現地のサインや雰囲気を確認して利用するのが安心です。
- ゴミは必ず持ち帰る:ゴミ箱が近くにない場所も多いため、飲み物のカップやお菓子の袋などは自分で持ち帰るようにしましょう。
- 喫煙ルールに注意:喫煙所が決まっているエリアもあるので、タバコを吸う場合は必ず指定の喫煙所へ。
5.まとめ|知っておくと東京駅での待ち時間がぐっと快適に
東京駅周辺には、
- 改札内で座れる「銀の鈴広場」
- 八重洲側の「グランルーフ デッキ」「東京ミッドタウン八重洲周辺テラス」「ヤエチカの休憩テラス」
- 丸の内側の「丸の内駅前広場・行幸通り」「KITTEガーデン」「丸の内ブリックスクエア」「新丸ビル7階テラス」
など、買い物や移動の合間に無料で座れる場所がたくさんあります。
「とりあえずどこかに座りたい」ときは、八重洲ならグランルーフやヤエチカのテラス、丸の内ならKITTEガーデンや丸の内駅前広場を目指すと、比較的スムーズに休憩場所が見つかります。東京駅で過ごす時間が多い方は、ぜひ自分のお気に入りスポットをいくつか覚えておいて、待ち時間を快適に過ごしてください。

