小学校のバザーで売れる手作り品アイデア!売れ筋商品と人気のコツ

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先日、子どもの小学校でバザーが開催され、私も手作り品の販売で参加してきました。

毎年恒例のイベントですが、準備段階でいつも頭を悩ませるのが、「一体、何を作れば喜んでもらえるんだろう…?」ということ。

お子さんを持つ親御さんや地域の皆さんが集まる場で、手に取ってもらえる商品を作るのは、なかなか難しいですよね。できるだけお手頃でありながら、他の方の作品と被らないオリジナリティも出したい…。

あなたも、次のバザーに向けて「今年は何を作ろう…」と、アイデア探しを始めている頃ではないでしょうか?

そこで今回は、私の実体験と周りのママ友たちの成功事例を元に、小学校のバザーで本当に売れる手作り品のアイデアから、売上を劇的にアップさせる販売のコツまで、全知識を詰め込んだ「完全攻略ガイド」をお届けします!

この記事を読み終える頃には、あなたはもう「何を作ろう?」と悩む人から、「何を作っても売れる人気作家」へと変身しているはず。ぜひ、最後までじっくりお読みください。

【第1章:計画編】バザー成功は「準備」で9割決まる!

多くの人はすぐに「何を作るか」を考えがちですが、その前にやるべき重要なステップがあります。それが「計画」です。ここをしっかり固めることで、作るべきもの、そして「売れるもの」が自ずと見えてきます。

Step1. ターゲット(お客様)は誰?

バザーに来るお客さんは、主に以下の4つの層に分けられます。誰に届けたいかを意識すると、商品企画がグッと楽になります。

  • 子ども本人:お小遣いで買える、キラキラ・カラフルなものが大好き。100円~300円程度の低価格帯が狙い目。
  • 保護者(特にママ):自分用よりは「子どものために使えるもの」を探している。「あったら便利」な実用的な学用品や、安全な素材のアイテムに惹かれる。
  • 祖父母世代:お孫さんのために、少し質の良いものや、手作りの温かみが感じられるものを探している。500円~1,000円の少し高価なものでも買ってくれる可能性がある。
  • 先生・地域住民:学校を応援する気持ちで来場。ちょっとした小物や、食品などに興味を示すことが多い。

►ポイント: 全員にウケようとせず、「小学生の女の子向け」「低学年の男の子ママ向け」など、ターゲットを絞ると、商品の魅力がより際立ちます。

Step2.【最重要】出品前に必ず確認!食品販売の3つのルール

クッキーやマフィンなどのお菓子はバザーの華ですが、口に入れるものを販売する際は、細心の注意が必要です。トラブルを避けるため、必ず事前に学校やPTAに以下の点を確認しましょう。

⚠️食品販売の確認事項

  1. そもそも食品販売は許可されているか?
    学校によっては、衛生管理の観点から手作り食品の販売を禁止している場合があります。
  2. アレルギー表示は必要か?
    「卵・乳・小麦・ナッツ」など、特定原材料を使った場合は、成分表示ラベルの添付が義務付けられていることが多いです。書き方なども確認しましょう。
  3. 衛生管理のルールは?
    調理場所の衛生状態や、個包装の徹底、消費期限の明記など、学校側で定められたルールを必ず遵守しましょう。

Step3. 利益は度外視?「価格設定」の考え方

バザーは利益目的のイベントではありませんが、材料費を回収しつつ、お客さんが手に取りやすい価格にする必要があります。

基本の考え方:価格 = 材料費 + 少しの手間賃(0~100円程度)

例えば、材料費が80円かかったヘアゴムなら、100円または150円といったキリの良い価格がおすすめです。子どもがお小遣いで買える100円、200円、300円の商品と、保護者向けの500円の商品をいくつか用意すると、価格帯に幅が出て売上が安定します。

【第2章:製作編】カテゴリー別・売れる手作り品アイデア&簡単レシピ20選

さあ、いよいよ具体的な製作に入りましょう!「裁縫が苦手…」「時間がない…」という方でも作れる、簡単で見栄えのするアイデアを厳選しました。

①布小物・学用品(実用性でママの心を掴む!)

  • 移動ポケット:ティッシュやハンカチを入れる、小学生の必須アイテム。クリップを付け外しできるように作ると洗濯も楽ちん。
  • 給食袋・コップ袋:毎日使うものだから、洗い替え用にいくつあっても嬉しい。乾きやすい一枚布で作るのがポイント。
  • ランチョンマット:給食袋とセットで売ると喜ばれます。キャラクター生地や、リバーシブル仕様にすると付加価値アップ。
  • 上履きデコパーツ:市販の上履きに縫い付けるリボンやワッペン。自分のマークとして使えるので、左右の履き間違え防止にもなり、低学年の親御さんに人気です。
  • 水筒の肩紐カバー:重い水筒から肩を守るキルティングのカバー。こちらも実用性が高く、隠れた人気商品です。

②アクセサリー・ヘアアクセサリー(子どもたちの「カワイイ!」を狙い撃ち)

100円ショップの材料で、簡単・大量に作れるのが魅力のカテゴリーです。

  • くるみボタンのヘアゴム:好きな布のハギレで作れる定番中の定番。大小2個セットにするとお得感が出ます。
  • リボンヘアゴム:グルーガンを使えば針と糸は不要!様々な色や柄のリボンを組み合わせるだけで、バリエーションが無限に広がります。
  • キッズイヤリング:プラスチック製のイヤリングパーツに、ビーズやチャームを接着剤で付けるだけ。おしゃれに目覚めた女の子たちが殺到します。
  • プラ板キーホルダー:子どもが描いた絵をプラ板に写してキーホルダーに。油性ペンで色を塗ってもらう参加型にすると、イベント性も出て盛り上がります。
  • ビーズのブレスレット・指輪:テグス(透明なゴム紐)にビーズを通すだけ。作業が簡単なので、親子で一緒に作るのもおすすめです。

③雑貨・インテリア(おうち時間を彩るアイテム)

  • アクリルたわし:洗剤いらずでエコなキッチンスポンジ。カラフルな毛糸で、葉っぱやお花の形に編むと見た目も可愛く、実用性も高いです。
  • デコパージュ石鹸:無地の石鹸に、ペーパーナプキンの可愛い絵柄を専用液で貼り付けるだけ。使うのがもったいなくなるほどの可愛さで、ギフトにも人気。
  • ミニハーバリウム:小さな瓶にドライフラワーと専用オイルを入れるだけ。材料は100均で揃い、見た目もおしゃれで高見えします。
  • 毛糸のミニリース:土台のリースに毛糸をぐるぐる巻きつけ、松ぼっくりやリボンで飾り付け。クリスマスシーズンが近いバザーでは特に人気です。
  • 多肉植物の寄せ植え:小さな鉢に数種類の多肉植物を植えるだけ。お手入れが簡単で、保護者や地域の方にもウケが良いです。

④手作りおもちゃ(子どもたちの心を掴んで離さない!)

  • 手作りスライムキット:洗濯のりとホウ砂水(または市販のスライム液)を小分けにし、ビーズやラメをセットにするだけ。「おうちで遊べるキット」は毎年大人気です。
  • フェルトのおままごとセット:フェルトを切って貼り合わせるだけで、サンドイッチやケーキが作れます。温かみがあり、小さなお子さんを持つご家庭に喜ばれます。
  • 魚釣りゲーム:フェルトで作った魚にクリップを付け、割り箸と糸、磁石で作った釣り竿をセットに。男の子に特に人気があります。
  • 手作りガチャガチャ:段ボールで作った本体と、カプセルに入れたスーパーボールや小さなおもちゃのセット。工作レベルは高いですが、子どもたちの行列ができます。
  • 万華鏡キット:トイレットペーパーの芯と、ビーズ、ミラーシート(アクリル板でも可)で作れます。科学工作の要素もあり、高学年の子にも人気です。

【第3章:販売編】ちょっとの工夫で売上が変わる!ディスプレイと接客のコツ

素晴らしい商品ができたら、次はその魅力を最大限に伝える「売り方」の工夫です。

①人の目を引く「神ディスプレイ」の作り方

ただ商品を並べるだけでは、素通りされてしまいます。お客さんの「おっ?」を引き出すには、立体的なディスプレイが不可欠です。

  • 高低差を出す:空き箱や木製ラックを使い、テーブルの上に高さを出しましょう。平面的に並べるより、商品が格段に見やすくなります。
  • 布を敷く:テーブルに一枚布を敷くだけで、一気に統一感が出てお店のような雰囲気になります。商品のテーマカラーに合わせるのがおすすめです。
  • POPを活用する:「人気No.1!」「残りわずか!」といった手書きPOPや、商品の使い方をイラストで説明したPOPがあると、お客さんの足が止まります。

②思わず手に取る「パッケージング」術

中身が同じでも、包装が可愛いだけで商品の価値はぐっと上がります。

  • 透明な袋(OPP袋)に入れる:中身が見える安心感は重要。アクセサリーや小物は、台紙にセットしてから袋に入れると商品らしく見えます。
  • リボンやマスキングテープで彩る:袋を閉じる際に、リボンやおしゃれなマスキングテープを使うだけで、特別感が演出できます。
  • サンキューシールを貼る:「Thank You」や「手作りです」といったシールを一枚貼るだけで、温かみが伝わります。

🙋‍♀️【体験談】私のバザーのリアルな成功談と失敗談

参考までに、私が過去のバザーで実際に体験したお話をさせてください。

【大成功した話】
ある年、普通の「移動ポケット」に、名札を付けられる小さなループを縫い付けて販売しました。すると、低学年の子を持つママたちから「これ探してた!名札を安全ピンで服に付けると穴が開くのが嫌だったのよ!」と大絶賛され、開始1時間で完売。ほんの少し、**保護者の「あったらいいな」という悩みに応える工夫**が、大ヒットに繋がりました。

【ちょっぴり失敗した話】
別の年には、気合を入れてビーズ刺繍を施した、材料費も手間もかかった少し高価な(500円の)ブローチを出品しました。自信作だったのですが、なかなか売れず…。その横で、娘と一緒に作った100円のキラキラビーズの指輪が、子どもたちに飛ぶように売れていくのを見て、**「バザーの主役は子どもたちなんだ」**と改めて実感しました。大人の自己満足ではなく、子ども目線の価格とデザインが何より大切だと学んだ経験です。

まとめ:一番大切なのは「楽しんで作ること」

小学校のバザーで売れる手作り品について、計画から販売までの全てをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

たくさんのノウハウをお伝えしましたが、私が一番大切だと感じているのは、**「作り手自身が楽しむこと」**です。

「これ、あの子が喜んでくれるかな」「こんなのあったら便利かな」と、使う人の顔を思い浮かべながら、心を込めて作ったものの温かみは、必ず商品に宿り、お客さんにも伝わります。

この記事を参考に、あなたらしいアイデアを加えて、ぜひ次回のバザー準備を楽しんでください。あなたの心のこもった手作り品が、たくさんの笑顔を生み出すことを願っています!
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