キーボードの掃除、サボってない?ホコリ・手垢を撃退する5つのレベル別お掃除術

生活
この記事は約6分で読めます。

毎日、仕事や趣味で触れている、あなたの相棒「キーボード」。
でも、そのキーの隙間を、まじまじと覗き込んだことはありますか?

「うわっ…ホコリや髪の毛、お菓子のクズがびっしり…」

そうなんです。実は、キーボードは私たちの想像以上に汚れています。一説には「トイレの便座よりも汚い」なんていう衝撃的な話もあるほど…。

キーボードの汚れは、見た目の不潔さだけでなく、キーの反応が悪くなったり、故障の原因になったりすることも。でも、「掃除したいけど、どうやればいいか分からない」「壊してしまいそうで怖い」と感じている方も多いのではないでしょうか。

ご安心ください!この記事を読めば、もう大丈夫。

今回は、

  • 🧼【衝撃の事実】なぜキーボードはこんなに汚れるのか?
  • 🚨【実践前の約束】掃除を始める前の3つの重要ルール
  • ✨【レベル別】初心者から上級者まで、キーボードお掃除術5選
  • 💻【種類別】ノートPCのキーボード掃除の注意点
  • 🙋‍♂️【私の体験談】キーキャップ丸洗いで得られた、新品以上の愛着

など、あなたのキーボードを新品同様にリフレッシュするための全てを、どこよりも詳しく、そして安全に配慮して解説していきます!

【衝撃の事実】なぜキーボードはこんなに汚れるのか?

キーボードが汚れやすいのには、明確な理由があります。主な汚れの原因は以下の通りです。

  • ホコリや髪の毛:空気中を舞っているものが、静電気でキーの隙間に吸い寄せられます。
  • 皮脂や手垢:タイピングする指から付着する、黒ずみの原因です。
  • 食べ物や飲み物のカス:PCの前で飲食する習慣がある方は要注意!
  • その他:ペットの毛や、化粧品の粉など、生活環境によって様々です。

これらの汚れが蓄積することで、衛生的でないのはもちろん、キーの動きを妨げる原因にもなるのです。

【実践前の約束】掃除を始める前の3つの重要ルール

キーボードを安全に掃除するために、始める前に必ず以下の3つのルールを守ってください。

  1. 電源を必ず切る(ケーブルを抜く)
    掃除中にキーが誤作動したり、万が一の感電やショートを防いだりするため、PCの電源を落とし、キーボードのUSBケーブルを抜きましょう。ワイヤレスの場合は、電源をオフにするか、電池を抜いてください。
  2. 液体は直接かけない
    防水キーボードでない限り、液体を直接かけるのは故障の元です。必ず布や綿棒に少量つけてから拭くようにしましょう。
  3. 掃除前の写真を撮っておく
    特に、後述するキーキャップを外す本格的な掃除をする際は、キーの配置が分からなくならないように、必ずスマホなどで全体の写真を撮っておきましょう。

【レベル別】キーボードお掃除術5選

それでは、具体的な掃除方法を、手軽な順に5つのレベルに分けてご紹介します。あなたのキーボードの汚れ具合や、かけられる時間に合わせて試してみてください。

レベル1:【毎日10秒】ひっくり返してシェイク&表面拭き

日々の感謝を込めた、最も手軽なデイリーケアです。

やり方

キーボードをひっくり返し、左右に優しく振って、隙間に入った大きなゴミやホコリを落とします。その後、乾いた布やOA用ウェットティッシュで、キーの表面の手垢をさっと拭き取れば完了です。

レベル2:【週に1度】エアダスターとブラシで隙間のホコリを除去

少し奥に入り込んだ、頑固なホコリを追い出すためのウィークリーケア。

やり方

OA用のブラシや、使い古した歯ブラシなどでキーの隙間のホコリをかき出しながら、エアダスターで一気に吹き飛ばします。エアダスターは、液体ガスが出ないように、缶を傾けすぎずに使うのがコツです。綿棒に無水エタノールを少量つけて、キーの隙間をなぞるように掃除するのも効果的です。

レベル3:【月に1度】お掃除スライムで細かいゴミを吸着

ブラシでは届かない、さらに細かいゴミやホコリを、ゲル状のクリーナーでペタペタと吸着させる方法です。

やり方

キーボード用お掃除スライム(ジェルクリーナー)をキーボードの上に広げ、ゆっくりと押し付けたり、転がしたりします。スライムが隙間に入り込み、細かいゴミを吸着してくれます。使用後は、スライムがキーボードに残らないように、ゆっくりと剥がしてください。

レベル4:【半年に1度】キートップを外して丸洗い!究極のディープクリーン

※メカニカルキーボードや、一部のデスクトップ用キーボード向け
長年の汚れをリセットする、本格的なオーバーホールです。

やり方

  1. 必ず掃除前の写真を撮ります。
  2. 「キープラー」という専用工具を使って、キーキャップを一つひとつ垂直に引き抜いて外します。
  3. 外したキーキャップを、食器用の中性洗剤を溶かしたぬるま湯に入れ、優しく洗います。
  4. キーキャップをザルにあげ、水気を切ったら、タオルなどの上で完全に乾かします(最低でも24時間以上)
  5. キーキャップがない状態の本体を、エアダスターやブラシ、綿棒などで徹底的に掃除します。
  6. キーキャップが完全に乾いたら、最初に撮った写真を見ながら、元の位置にカチッとはめ込んでいきます。

レベル5:【最終手段】自己責任で…キーボード本体の丸洗い(非推奨)

これは、ジュースをこぼしてキーがベタベタになるなど、絶望的な状況での最終手段であり、基本的には推奨されません。

⚠️実行する際のリスク

安価なメンブレン式キーボードの中には、この方法で復活するケースもありますが、内部の回路がショートして**完全に故障するリスクが非常に高い**です。また、乾かすのに数日~1週間以上かかります。実行する場合は、失っても良いキーボードで、自己責任でお願いします。

【種類別】ノートPCのキーボード掃除の注意点

ノートPCのキーボードは、構造がデリケートなため、デスクトップ用と同じようにはいきません。

基本は、レベル1~3までの方法で掃除するのが安全です。エアダスターを使う際は、内部にホコリを押し込んでしまわないよう、キーボードに対して斜めの角度から吹きかけるようにしましょう。**ノートPCのキーキャップは、構造が複雑で破損しやすいため、無理に外さないでください。**

🙋‍♂️【私の体験談】キーキャップ丸洗いで得られた、新品以上の愛着

長年愛用しているメカニカルキーボード。毎日使っているうちに、なんだかキーの打鍵感が重くなってきたような気がしていました。

そこで意を決して、レベル4の「キーキャップ丸洗い」に初挑戦。キープラーで一つひとつキャップを外していくと、その下から現れたホコリや髪の毛の量に愕然としました…(苦笑)。

外したキーキャップを洗剤で洗い、ピカピカになったものを、まるでプラモデルを組み立てるかのように、一つひとつ丁寧にはめ込んでいく。その作業は、面倒ながらも不思議な楽しさがありました。

全てのキーをはめ込み終え、タイピングしてみると、あの「カチャカチャ」という軽快な音が復活!まるで新品の時のような打鍵感に、思わず声が出ました。自分でメンテナンスしたことで、ただの道具だったキーボードが、かけがえのない「相棒」になった瞬間でした。

まとめ:綺麗なキーボードで、気持ちの良い毎日を

キーボードの掃除は、少し面倒に感じるかもしれません。しかし、定期的にケアをしてあげることで、衛生的になるのはもちろん、タイピングの心地よさが戻り、仕事や趣味のモチベーションもアップします。

まずは、今日の終わりに10秒だけ、キーボードをひっくり返してシェイクすることから始めてみませんか?あなたの相棒が、きっと喜んでくれますよ。

タイトルとURLをコピーしました